ビジネスリーダーを育成するということ
『経営者の第一の仕事は、リーダーを育成することである』
昨今当たり前のように言われるこの言葉、総論としては確かに正論なのでしょうが、当の経営者からすると結構な違和感があるようです。経営者は、短・中・長期戦略を練り、投資計画を吟味し、トップ営業に赴き、経営会議を仕切り、コスト削減の成行きを精査し、アナリストに対応し、監査法人の説明を聴き、資金繰りに頭を痛め、金融機関と折衝し、経営コンサルタントと膝つき合わせ、海外のパートナーに会いに行き、人事に目を配り、ディスクロージャー資料に筆を入れ、社内報の原稿も書き、業界活動に参画し、国内外の現場を行脚し、「例のあれ、いかがしましょう?」という相談に乗り・・・。 「経営者の第一の仕事」は、「リーダー育成」以外にも山ほどあるのです!
それでは、事業部門のトップはどうでしょうか? 上記の「経営者は」を「事業部長は」に置き換えると、それ以降の文章はほとんどそのまま使えます。「経営トップの朝令暮改につきあい」、が付け加えられるくらいでしょうか。(笑)
一方、優秀なリーダーが自分の眼下に何人かいれば、成果が生まれる可能性は飛躍的に高まり、自分の仕事が相当楽になるということも、経営者は痛いほどわかっています。全社・部門のビジョンや戦略を咀嚼しながら増幅し実行してくれるリーダーを社内に何人か配置することができれば、自分がいちいち指示を出さなくても自律的に動き、やがて目を見張る成果をもたらす強靱な組織ができる。「もっとよく考えろ!」なんて言わなくても、トップを唸らせる分析や洞察や提案がポンポン出てきて、社内が前進と成長のエネルギーに充たされていく。そんな状態を一日も早く創り出したいという思いは強いものの、いかんせん他の「第一の仕事」に忙殺され、わかってはいるけれどなかなか「人財育成」に時間を割くことが難しい。研修制度は整い、毎期予算を割いてはいるが、どうもリーダーが育ってきているという実感に乏しい・・・。
グローバルアーク・コンサルティングは、そんな経営者・事業トップのお悩み・ご要望にお応えする、『ビジネスリーダー育成支援サービス』を提供しています。『研修』と『経営コンサルティング』と『ビジネスコーチング』と『グローバル』、それぞれの強みを混合させながら、経営トップの目線で人材育成のお手伝いをいたします。「高い視座」と「広い視野」、「社外環境」と「社内事情」、「戦略」と「実行」、「組織」と「個人」、「理論」と「実践」、「直感」と「ロジック」、「能力」と「意欲」、「理想」と「現実」といった、経営の現場では当たり前の、これら二律背反をものともしない逞しいビジネスリーダーを確実に育成・輩出すべく、クライアント企業と共に取り組んでまいりたいと思っています。
ただ、優れたビジネスリーダーを定められた期間で確実に育成しようとすると、数十人を一度に手掛けることには無理があります。「今年は、この5人を鍛えてやってくれ!」 ―― そんなご依頼を、お待ちしています。
グローバルアーク・コンサルティング株式会社
代表取締役 松浦恭也
グローバルアーク・コンサルティングの基本アプローチ
マネジメントの実務・実践に立脚した育成を基盤とする
- 「マネジメントの世界観」を習得することにより、「現在の地位より2段階上のポジション」から物事を見て判断できる力をつける。
- 社内プロジェクト遂行に伴走しながらの能力ストレッチや海外事業体験・実践的海外留学など、可能な限り教室を飛び出して「現場」に入り、研修生の実務遂行力向上を担保するための支援を行う。
- 学習した知識・スキル・行動様式が、現場で可能な限り再現できるようなプログラム内容・ 構成とする。「理論と実践」「抽象と具象」「理想と現実」「直感とロジック」等、二律背反を強く意識して進める。
能力開発における最大の効果を、考え得るベストの手法で達成する
- 「講義」「ケーススタディ」「書籍・新聞」「プロジェクト」「ビジネスコーチング」「海外研修」等、研修生の学びと成長に直結するあらゆる手法を駆使しながら、クライアント企業と研修生のためにベストな能力開発環境を創出・演出する。
- 「教室でできること」と「教室以外でやるべきこと」、さらに「仕事の現場でやるべきこと」、「海外でやるべきこと」などを分けて考えながら、与えられた研修期間を最大限活用したプログラム構成とする。
研修生個々人の学習と成長に関与し、投資効果を最大限に高める
- 研修プログラムの一環として、「ビジネスコーチング」の手法を取り入れる。研修生の行動変容を促し、「成果を生み出すビジネスリーダー」としての能力開発と確実な成長を図るべく、グループ課題はもとより「個人レベルの課題設定」を行い、当事者意識の醸成およびビジネス上の成果につながる行動様式の強化を図る。
- ビジネスコーチングにおいては、講師自身による研修生への個別関与とともに、研修生同士が互いに継続指導する「ピアコーチング制度」を取り入れ、「教えることは最大の学習」の法則を実践する。