次期経営幹部候補が満たすべき要件は、大きく分けて以下の4種であると考えます。
- 経営レベルの「高い視座」と「広い視野」から捻出される、「高い志」と「経営ビジョン」
- 徹底して考え続けられる「強靱な思考力」、および経営者的直感ともいえる「洞察力」
- 自分が「最後の砦」として経営を担うのだという、「結果に対する責任感」と「実行力」
- 「この人について行きたい」と周囲に感じさせる、「魅力的な人間性」と「対人力」
上記の要件を満たす経営者の育成は、<教室>の中ではできません。いくら最先端の経営理論を学び、複雑な分析手法を習得しても、優れた経営者の必須要件である「志」「ビジョン」「洞察力」「責任感」「人間性」といった全人格的な要素は、教科書や講義から学べる知識・スキルを大きく超えたところにあるからです。
それではどうすればよいのか。グローバルアーク・コンサルティングでは、以下の要素を満たす状態に候補者を置き、あくまでも仕事現場での実践をベースにしながら、同時並行で質の高い学習機会と自己変革の機会を、研修生一人一人に対しできる限りカスタマイズして提供することが重要であると考えます。
- 規模は小さくても構わないので、子会社トップや社内プロジェクト(ただし数字責任を伴うものに限る)のリーダーなど、「基本的に後がない環境」を提供する
- 数値結果やそれに至るプロセスおよび意思決定の妥当性を管理・監督はされるが、基本的にあれこれ指示を受けないで考え行動できる、「自由裁量と経営上の権限」を与える
- 経営レベルの思考力養成のために、「MBAレベルの経営理論」を習得する機会を与える
- 経営者としての志の確認・維持と進化、洞察力の向上、当事者意識と責任感の涵養、魅力的な人格の確立など、ビジネスリーダーとしての確実な成長と研修生の行動変容の進捗を側方支援するために、「ビジネスコーチ」をつける
グローバルアーク・コンサルティングでは、上記を満たす次期経営者候補を育成するために、以下の人材育成アプローチをとります。
- 少人数(通常5-6人だが1人でも可能)を対象に、育成プロジェクトを実施
- 研修生が担う社内プロジェクトを対象とした、マンツーマン経営コンサルティングの提供
- MBAレベルの経営理論を効率的に学ぶ、学習機会の提供
- 研修生個々人の成長と行動変容を担保する、ビジネスコーチングの提供